みなさんは、おせちで通販についてご存知でしょうか。 いや、減っているのは事実なのでしょうが、おせちを注文した数イコールおせちを作らなくなった家庭の数、というわけではないのです。どういうことかと言うと、使い分けをしているということ。家庭向けのおせちは少人数だと作るのが手間だ、と申しましたが、必ずしも手間のかかるものを作るべきだとは限りません。刺身類を適当に切りそろえ、伊達巻や豆類、煮物などは作らずに購入して済ませれば、簡単ながらも立派なおせちの出来上がり。
大人数ならばもっとたくさんのメニューが必要でしょうが、少人数ならばちょっと買い込んで手を加えれば十分に通用するものです。心おきなく新年を迎えられるというものです。おせちを通販に頼む、と言ってしまうと、どうしても正月を疎かにしているというか、日本人の心を忘れたとか大仰に考えてしまう方がいらっしゃるものですが、何においても物は使いよう。上手に利用して自分の負担を軽くする、物事を進めやすくするというのは生活の知恵であり、悪い話ではありません。
昆布や煮豆などはおせちに必要不可欠なものですが、そうしたものを食べたことがないという方は増えていますし、小さいころに食べて嫌いになった、という方だっていらっしゃることでしょう。和食そのものを嫌う方だって増えているのですから、おせちのように、言ってみれば変わった料理というのは受け付けない、という若い方がいらっしゃるのも無理はありません。とくにおせちの通販を見ればわかるのですが、ここ最近、おせちの中身のバリエーションがどんどん増えてきています。おせちというのは本来一つひとつの食材に意味があり、それらが集まることを考えれば、当然、和食でなければならないものでした。